交通事故によって脳機能に障害が残ることは、被害者ご本人にとっても、ご家族にとっても非常に辛い現実です。日常生活や社会復帰に大きな支障をきたすこともあり、そのような深刻な損害には適正な賠償金が支払われるべきです。
中でも高次脳機能障害は、交通事故案件の中でも特に専門性の高い分野であり、正確な診断と立証が賠償額に大きく影響します。
コールグリーン法律事務所では、顧問医と連携した医学的知見に基づくサポートが可能です。法律と医療の両面からの支援により、後遺障害等級の適正な認定と賠償獲得を目指します。
交通事故専門の弁護士津田岳宏
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高次脳機能障害とは、事故などで脳に損傷を負ったことで、注意力・記憶力・言語・感情などをうまくコントロールできなくなる障害です。疲れやすくなってイライラしたり、手足は動かせるのに目的に合った行動ができなくなったり、新しいことを覚えられなくなったりと、症状は多種多様。ダメージの大きさやダメージを受けた脳の部位、もともとの性格や周囲の環境などによって症状が異なる上、1つの症状だけでなく、重複して現れる人も少なくありません。
注意したいのは、症状の度合いが外見からはわからないこと。症状の程度も人それぞれなので、「前より少し怒りっぽくなったな」「歳のせいで仕事がうまくこなせなくなったな」と本人の自覚症状がないまま悩みを抱えるケースが多いようです。
高次脳機能障害は、以下の3つの基準を全て満たしている場合に診断されます。
高次脳機能障害で認定される可能性がある後遺障害等級は、後遺障害1級1号(要介護)、2級1号(要介護)、3級3号、5級2号、7級4号、9級10号、12級13号、14級9号認定などです。
後遺障害等級の認定を取得すると、後遺障害慰謝料を請求することができます。金額の相場は後遺障害の等級によって異なりますが、自賠責基準で32万円〜1600万円、弁護士基準で110万円〜2800万円です。弁護士基準での請求は、専門知識のない被害者が行ってもほぼ成功しないため、弁護士に依頼するのがおすすめです。
等級 | 自賠責基準 | 弁護士基準 |
---|---|---|
1級 | 1600万円 | 2800万円 |
2級 | 1163万円 | 2370万円 |
3級 | 829万円 | 1990万円 |
4級 | 712万円 | 1670万円 |
5級 | 599万円 | 1400万円 |
6級 | 498万円 | 1180万円 |
7級 | 409万円 | 1000万円 |
8級 | 324万円 | 830万円 |
9級 | 245万円 | 690万円 |
10級 | 187万円 | 550万円 |
11級 | 135万円 | 420万円 |
12級 | 93万円 | 290万円 |
13級 | 57万円 | 180万円 |
14級 | 32万円 | 110万円 |
後遺障害等級認定を受けるには、交通事故との因果関係を立証したり、高次脳機能障害を専門とする医師に診断書を書いてもらったり、家族に「日常生活状況報告書」を作成してもらったりとさまざまな準備が必要です。高次脳機能障害を抱えた人がこれらの作業をするのは難しく、高次脳機能障害で後遺障害等級認定を取得するのは非常にハードルが高いと言われています。
高次脳機能障害で適切な後遺障害等級認定を取得するなら、弁護士に依頼するのがおすすめです。高次脳機能障害を扱った経験が豊富な弁護士なら、高度な医学的知識をもとに診断書作成のサポートから後遺障害申請、弁護士基準での慰謝料請求、相手方保険会社との交渉までトータルにサポートしてくれます。
早期から相談することで、治療期間中から計画的に後遺障害認定に向けて準備を進めることが可能。しかも弁護士特約なら、保証の範囲内で自己負担を抑えて利用できるので安心です。
当メディア「ISHARYO+(イシャリオプラス)」では、交通事故による慰謝料に納得がいかない方に向けて、交通事故案件を多く取り扱うコールグリーン法律事務所の津田岳宏弁護士の監修のもと、慰謝料の仕組みや、弁護士に依頼することで慰謝料が増額された事例などをご紹介しています。
現在、交通事故に遭われて慰謝料についてお悩みの方は、ぜひ一度ご覧ください。
(2025年7月時点)
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